「最近なんだか肌が黄色っぽく見える」「疲れていないのに顔色が冴えない」
そんな風に感じたことはありませんか?
それはもしかすると、「黄ぐすみ」が始まっているサインかもしれません。
40代頃から目立ちやすくなるこのくすみ。
原因や対策を知ることで、肌の透明感を守ることができます。
黄ぐすみの原因①:糖の摂りすぎによる「糖化」
黄ぐすみの大きな原因の一つが「糖化(とうか)」です。
糖化とは、食べ物から摂取した糖が、体内のタンパク質と結びついて「AGEs(エイジス)」という老化物質を作り出す現象。
このAGEsは、お肌のハリを保つ「コラーゲン」や「エラスチン」といったタンパク質にも影響を与えます。
結果として、肌の透明感が失われ、黄色っぽくくすんで見えるようになるのです。
黄ぐすみの原因②:脂の酸化による「カルボニル化」
糖に加えて、脂質の摂りすぎも黄ぐすみの原因です。
脂肪分が紫外線に当たると、「酸化(さんか)」が起き、体内でアルデヒドという有害物質が発生します。
このアルデヒドがタンパク質と結びつくことで起こるのが「カルボニル化(かるぼにるか)」。
肌の浅い部分で進行し、肌の色が黄ばんで見えるようになります。
黄ぐすみを防ぐための3つのポイント
黄ぐすみを防ぐには、日常生活の中で以下のような対策を意識してみましょう。
- 糖分の摂りすぎに注意
甘いお菓子やジュースの量を見直しましょう。 - 脂っこい食事を控えめに
揚げ物や高脂質の食事が続かないようバランスを意識。 - 紫外線対策をしっかりと
UVカットのスキンケアや日傘、帽子などで肌を守りましょう。
これら3点を意識するだけでも、肌のトーンが変わり、印象が明るくなります。
スキンケアは「保湿」と「抗糖化ケア」がカギ
黄ぐすみを防ぐためには、肌にきちんと潤いを与えるスキンケアがとても大切です。
・保湿ケアをしっかりと行うこと
乾燥した肌は、ターンオーバー(生まれ変わり)が乱れやすくなります。
洗顔後はすぐに化粧水・乳液・クリームでしっかりと保湿をしましょう。
・抗糖化・抗酸化成分を取り入れること
「ビタミンC」「フラーレン」「アスタキサンチン」など、糖化や酸化を抑える成分を含んだ化粧品もおすすめです。
これらのケアを続けることで、肌の透明感が守られ、くすみのない明るい印象へと導かれます。
黄ぐすみは、日々の食事や紫外線の影響によって、気づかないうちに進行します。
「なんとなく顔色が沈んで見える」「最近肌が疲れて見える」と感じたら、ぜひ食生活とスキンケアを見直してみてくださいね。