ニキビが治ったあとに残る茶色い跡。
虫刺されのあとに、なぜかずっと薄く残っているシミのようなもの。
気づけば、ファンデーションで隠すのが習慣になっていた——
そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか?
これは「炎症後色素沈着(えんしょうごしきそちんちゃく)」と呼ばれるもの。
炎症が起きた部分に色素が残り、しばらく茶色く見えてしまうことがあります。
強い刺激や紫外線が、跡を濃く見せてしまうことも
この色素沈着、時間が経つことで自然に薄くなるケースもありますが、
紫外線を浴びると、より濃くなったり、長く残ってしまうことも。
また、クレンジングや洗顔でゴシゴシこすったり、
強いスキンケアアイテムを重ねてしまうことで、肌への負担が重なり、
かえって跡が定着しやすくなる場合もあります。
「治そう」と頑張りすぎて、逆に遠回りになっていることも少なくありません。
これ以上目立たせないために、できること
炎症後色素沈着を完全に消すのは難しくても、
「これ以上濃くしたくない」と思うなら、今日から始められることもあります。
- 紫外線対策を意識する
外出時の日焼け止めはもちろん、室内でもUV対策は大切です。 - 肌をこすらない洗顔・クレンジング
やさしく泡で包み込むように洗い、タオルもポンポンと軽く押さえる程度に。 - ビタミンや栄養素を取り入れた食生活
肌の生まれ変わりを助ける栄養を、毎日の食事から意識してみてください。
例)
・ビタミンC…果物、ブロッコリー、ピーマンなど
・ビタミンE…アーモンド、ごま、かぼちゃなど
・L-システイン…大豆食品やお肉などにも含まれています。
肌は、やさしく向き合った分だけ応えてくれる
「どうせ消えないから」と諦めたくなる気持ちもあると思います。
でも、肌は急には変わらなくても、日々の積み重ねにちゃんと応えてくれる存在です。
やさしくお手入れしてあげることで、
ふとしたときに「あれ、前より気にならないかも」と感じられるように。
季節の変わり目や日差しが強い日こそ、
肌に寄り添う時間を大切にしてあげてくださいね。
心地よいお手入れを、日常の中に。
「何かを変えたい」と感じたそのときが、始めどきです。
無理のないケアで、肌も心も軽やかになるお手伝いができたらうれしいです。
ご予約はプロフィールのリンクからどうぞ。